加藤紀子、本を読んで今思うこと

ここの所、お誕生日ブームです。
1週間のうち、1日もしくは2日が誰かしら近しい人のお誕生日です。
毎年の事なんだけど、プレゼント探しに躍起です。
でもその前に、私が大好きなのはその人に似合うカードを探しに行く事!
今じゃ、開くと飛び出てくるのは当たり前で、
パズルになってたり、オルゴールとかまで鳴っちゃうのね~。
そんなのを相手の顔を思い出しながら選ぶのはなかなか楽しいものです。
でも、有りすぎて悩むのも事実です。
そしてプレゼントを自分にもうっかり買っちゃいました・・・。
写真参照です。
(お茶のティーパック入れに。
どことなく元フジテレビアナウンサーの露木さんに似てる気が・・・)
そんな中、またしても読書熱に冒されていて
今年に入って早くも6冊の本を読破したのでありますが、
買ったその日にどんどんと引き込まれ、結局読み切るまで眠れなかった本をご紹介。
『メンデ 奴隷にされた少女』ーメンデ・ナーゼル著ー ヴィレッジブックス
このタイトルだけで話は分かると思いますが、中身が凄い。
というのは事実であり、現代なのです。
私達と同じ時代に生きている女の子のお話なのです。
スーダンという国で実際に行われているお話なのです。
もうね・・あり得ない・・な状態なんです。
実際、夜中1時過ぎに読み終わってから3時まで眠れず、
寝たら大量の寝汗が出た程、ショッキングだったのです。
私達が常識だと思っている事は、国や宗教が違うと常識ではなくなるものなのですね。
そして文中に出てくる悪い人。
どこの国にも悪くてずるい人がいるんですね。
その人達はどうして「悪い事をしてる」と思わないのか不思議でなりません。
前にも「ファウジーヤの叫び」という本で、
奴隷にまでされなかったにしろ、酷い状況の中で亡命し、
人生を取り戻した女の子の話を読んだのですが(これもノンフィクション)
この広い世界で全く考えられないことって起きているのですね・・。
でもね、時々仕事で秘境に行ったりすると
普通に裸で生活する部族や顔に入れ墨をいれておしゃれとする部族や
水道じゃないお水を、トイレのないトイレを、・・・
いっぱい違いが有る生活をしてる人にお世話になったりするんです。
多くの人はいい人なんです。綺麗な瞳で仲良くしてくれるんです。
(勿論中には、なんかくれ~!と言う人も盗む人もいるんだけど)
ただね、私達と環境が違うだけで同じ世紀、同じ24時間を過ごしている人達が、
苦しんだり悩んだりするのは嫌だなと深く思いました。
で、どうしてこの本を紹介したかというと、
まずこの状況を私達は知る事が大事なんじゃないか?と思ったからです。
中にはこんな状況を詳しく知ってらっしゃる方もいるでしょうが、
ここまでだとは私自身が知らなかったので、まだご存知無い方に知って欲しかったのです。
とにかく、私達はワンワンにもお洋服を着せてあげるぐらいある意味豊かな国です。
その豊かな”気持ち”で何か支えられる物もあるんじゃないかな?と思いました。
偽善者ぶるつもりもありませんが、
みんなが笑顔でいられるといいなぁと、切に思う訳です。
BGMは「サウージ!サラヴァ」
幸せになる音楽ばかりですよ。
紀子
2007 02 07 [書籍・雑誌日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク