加藤紀子、楽しかったカイロのぶらり旅!
帰って、「日本って静かね~・・・」とうっかり思ってしまった程、
カイロの喧噪に飲まれていたカトさんです。
車のクラクションは「オレ、先に行くよ!」とか「タクシー乗らない?」とか「ちぇ、あぶね~な~」とかが
合わさってとにかくブーブーだったのですが、日本はさほどそんな意思表示ないもんね。
で、スペインはバルセロナの時もやってみた『タクシーの助手席に座る!』と言う事をしてみました。
戸惑ったシリーズ!
とにかくガイドブックにも「ボラれる!』と言われていたタクシー。
行き先を金やんが見よう見真似で書いたアラビア語がうっかり伝わって目的地にまで運ばれるのですが、
聞く程ボラれないです。この街。
タクシーを降りてお金を助手席の窓から払うのだけど、やいやい言う人がいないんです。
なのでだいたい200円とか300円とかをお支払いし、下車するのですが。
道中、怖い・・・。
人を轢きそうなスピードでグイグイ進むし、隣の車はとてつもなく近いし、
窓は壊れてるし、物凄い車は古いし・・・埃は目に喉に・・だし。
「あ~、エジプトで死ぬのか~」と一瞬思いましたから・・・。
でもね、結局無事に到着させてくれて、結局こちらの支払ったお金で笑顔のさよなら出来るので、
そんなにナーバスになる事もなかったです。
やっぱり心地いいカイロ。
で、タクシーを利用しよう!と思わせた出来事に・・・
土地勘もなんもないくせに、「エジプト考古学博物館まで歩いて行こう!」という事になり、
まずは歩く前にランチだ!と・・
ホテル近くの、残念ながら間違った日本語表示の韓国料理屋さんで・・
(ジヌジヌメンとかホルモン(メベ)とか韓国のもじスープってなんだ!なんですが、
英語表記を見るとジャージャー麺とホルモンでした、もじスープは謎)
のり巻き!上手い~!!でも薄い~!!
HANAというお店にて頂きました。
辛いスープはさほど辛くなかったけど、美味しいお店でしこたまご満悦。
だからやっぱりカロリー減で歩いて博物館に!!
で、土地勘がないからお店の人、さらにはお客さんに尋ねて道を教えて貰って・・・
進んだ先でひゃ~!!!!
ナイル川の風をひゅーひゅーと受ける事に成功し!!!
張り切ってずんずんと地図をみながら進むと~!!
前に書いた女子中学生みたいな子達が「写真撮って!」と駆け寄ってきて、
高架下で頬にチューとかされながら気持良くさよならし(外国人に興味があるらしい)、
ずんずん進みながら心のどこかで「ほんとに博物館ってこっち?」とか思いながら、
あまりの砂埃にエジプシャンスタイルで鼻と喉を隠し・・
韓国料理屋さんから1時間半程歩いてたのでちょびっと休憩・・・して、
何気なく隣にいた女の子に「博物館に行きたいんだけど・・・」と地図を見せると・・・
彼女は誰かに電話をしながら付いてこい!と手招き。
「・・・」と休憩中の身体を無視し、戸惑いながらも大きな道を彼女の指示に従って渡ると
(車のバランスをみての命がけ横断)、
逆っかわ。
えと、私達、地図を見ながら進んでたんだけど、振り出しに戻るのかな~・・・っと。
確かに歩きながら、下町中の下町、キング オブ 下町、手錠をかけられたおじいさんWITHおまわりさん
・・ってとこ、進んで来たけど・・・
逆っすか?
でも彼女はアラビア語しか話せないので、きちんとこの思いが伝わっているかどうかは互いの表情でしか分かり合えないのだけど、
そこに彼女のボーイフレンドが登場して、さらにアラビア語で何かを言われるのだけど何も分からず、
けど、彼はタクシーを捕まえてくれて行き先を告げてくれて乗せてくれて・・・
運ばれたら全然違う方向~!!!!!!!
は!!!右と左が地図上で大きく逆!!!
どうしたらそんな間違い出来るの??な程、逆。ってかギャグ。
「今までのドキドキと労力を返せ~!」と誰かに言いたいぐらいのボンミス。
笑っちゃった。
そりゃ、万歩計のマルコも闇雲に歩きますよ。
で、こちらでは普通らしい「便乗」する人も現れたタクシー(乗り合いっていうの?)の人に
実情も知らない癖にお金を「だいたい20ポンドぐらいよ!」とか言われながら(もうそれでもいい!
とボラれる気持ちじゃなく心からの感謝)、なんとか考古学博物館に到着。
ツタンカーメンやミイラは簡単には見せません!なのか?と。
心は全然ピースじゃない!けど、
負けた感しか残らなかった博物館にてゴールでした。
2人、なんか互いに笑っちゃって「なんでだろうね~!」と反省会もしたのですが、
反省する意味も土地勘もやっぱりないので、「次からはタクシーで!」とやんわりここで心に決めたのでした。
でもさ、本当にここの人達は優しいよ。
「もう放っておいて下さい!」レベルで色んな声をかけて下さるのだけど、困っていたり迷っていたら遠慮無く助けてくれますから。
それがこちらの気持ちの持ちよう、気持ちの居場所で「ありがとう!」と思うか「鬱陶しい!」と思うかのジャッジだと。
私達の場合は「ありがとう!!うはうは!」だったので心底毎回とても面白かったのです。
ツタンカーメンも迫力あって「ようやくここに着きました・・」と前後からしかと堪能&挨拶し、
ミイラも「・・髪の毛も残るんっすね・・、奥様もあっちでミイラとなり展示されてますよ・・」と
心のメッセージを伝えたりもしたけど、結局は誰かとの交流が思い出に・・・。
は~、居応えたっぷり。
そんなこんなで簡単には文字に出来なかったオフでの一こま。
まだだある・・・・んだけど・・・もうお腹いっぱいっすかね??
「いつか行くからもう言わないで!」とか怒られそうなので、
そろそろ感想はやめたほうが・・・いいかな??
10日間しか居なかったけど、聞きたい事があれば答えますので、
質問とかあれば下さいな。
でもさ、これ一日の話だよ・・・。
凄いよね・・・。
時差ぼけっぽいので夜中にも起きるってもんだ・・・。
撃沈&復活の時間が非常に短く、今週の日々が不安です・・・。
紀子
2009 05 17 [グルメ・クッキング日記・コラム・つぶやき旅行・地域] | 固定リンク