June 02, 2009

加藤紀子、私にとっての幸せ街道。

色の濃い、おとぎ話に出てきそうな月が空に浮かんだ日の事。

友達とご飯を!という事で前に住んでいた家の近所のお店集合。
そこへテクテク向かうと、途中にはお世話になった八百屋さん。
引っ越しの時にはご挨拶出来なかったので久し振りに「こんにちは」と。
ちなみにそこ界隈が区画整理だか道をひろげるとやらで、立ち退きブーム。

「ま~、久し振りね~!!ま~元気そうで~!ま~、これすっぴん?」

花道を進む力士のように、腕をパンパン叩かれながら久し振りの再会をとても喜んでくれる八百屋さんマダム。

嬉しく会えて、なんだか心が温まりしました。

そしてマダムは「私達はずっとここに居るから、いつでも寄ってね!」と。
こういう優しいお店はずっと残っていて欲しいと心底思います。

そして合流した友達とアホな会話をいつものようにダラダラゲラゲラ笑ってご飯を食べ。
でも、この店もいつ引っ越しするか・・な話なんだそう。
思い出が山盛りあるお店だから、ずっとそこにあって欲しいのだけど。

と、「引っ越す時には連絡するから!」と店主にメアドを教えて貰うと・・・店主・・思ってたのと違う名前・・・。

私は彼の名前も知らず、ずっとこの店に通い続けていたのか・・と。

ほとほとすみません・・・こんな女で。

で、こうなりゃと、同じく区画整理で無くなると言われるお店にお顔出し。
またしても「いや~、のりちゃん、久し振りね~!」と気持良く迎えてくれました。

でも顔出しただけなので、10分そこそこで帰ろうとお会計を頼むと・・

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そうだったそうだった、お会計の数字よりも大きくママさん手書きのメッセージが付いて来るんだった!と。

『情熱の始まりは恋愛(と書いておとこと読む)だよ』


・・・・。

ちなみに友達は・・

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『じぶんに必要な恋愛(勿論ここでもおとこと読む)』

・・・・。

ここにきて10分ぐらいで恋愛の話なんて何一つしていない私達に向けてこのメッセージ。
「みつを」氏でも書いてないであろう、筆ペンでの一文。

この店のなんか良く分からない凄さってこういうの。
(しかもいつ書いてくれているのか、気付けない!)

しかも2人とも、似顔絵がザバザバ。

だからこの店も無くなってもらいたくないのです。

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帰る時にはこういうの渡してくれるし。
(ちなみに豆乳ココアとピーナッツ)

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私にとっては幸せ街道なんだけどな。
住んでた頃、この一本の道でいろんな事が補えて、日々気持ち良く過ごしてたから。

幸せ街道から思い出街道になるって・・・切ないお話。

世の中が色々変わるのは仕方が無い事だけど、なんだか少し寂しい。

とはいえ、出会えただけでも幸せか。

とか言いながら、無くなってしまうまでは通い続けるこの幸せ街道。
その日が一日でも長く続きますよう。


紀子


2009 06 02 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク