加藤紀子、誕生日への道
前髪を久し振りに作ってみました。
ふと「あー、なんだか切りたいなー」と思いつき、
そのままサロンで「今日の私は前髪を切りたいって言うよ」と打ち明けた所「じゃ、切ろう!」という話になり。
言ってみた物の「伸ばす最中の地獄が・・」とか「洋服の趣向が変わる!」とか
「紀子さんが切ったら私も!」とかツイッターでの意見も色々頂きつつ、
「んー、じゃ誕生日も迎えし、あらたな気持ちになりますか!」とザクっとハサミが目の前に。
ものの4秒で前髪完成。
凄いわね、あっという間ね。
そう、もうすぐ30日に私はまた一つ年を重ねます。
また一つ大人になるって訳です。
で、色々と経験した37歳とさよならし気持ちの良い38歳になるべく、
今回のお誕生日は一人でどこかに行こう!と決めました。
それは村上春樹氏の「遠い太鼓」を読んでいる時に決めました。
誕生日を日本で迎え、そのまま飛行機に乗ってもう一度時差の関係で誕生日が迎えられる国に行ってみようと。
(本の中でそんな下りがあったのに完璧に感化された)
でもそれは単純にレギュラーがあるという事で無理な計画になり、ならばレギュラーが終わってからすぐに旅立とう!という
計画に変えました。
私はどこに行きたいか、
何をしたいのか、どう過ごしたいのか。
言葉が通じない国に行きたい。
アチコチ思いを馳せ、辿り着いた先は「プラハ」。
そう、もうかれこれ15年以上行きたいと思っていた国。
プラハの本だけは持っているのに、遠いかも・・という理由で足が進まなかったのだけど、
「こういう機会に行くのって素敵!」と縁を勝手に感じて、まずはエアーチケット探し。
日にちと時間(経由していくしかないのだけど、うっかりするとメチャクチャ遠くなる)とお値段と。
さて。本当にプラハだけでいいのか?
んー、じゃ友達もいるし、せっかくならベルリンまで鉄道で行ってみようじゃないか!
なかなかナイスなプランです。
2日半プラハ、1日半ベルリン・・・とタイトなスケジュールにせよ、行きたい国に行けるのならなんて幸せ!
ホテルも色々と探して、プラハでの誕生日にはジャズの生演奏のあるホテルに(サンデーブランチに毎週やっているというナイスホテルを発見。
誕生日に憧れの町にて音楽にももてなされるなんて、どう転んでも素敵しかない)、ベルリンは鉄道の駅から飛行機のバス乗り場まで分かりやすいホテルを。
ぜーんぶ手配しました!
一人で、全て遣り遂げました!
代理店に頼らず全てネットと電話で全部!!
入金まで完了!!
やれたよー!!!!
そこからはウキウキの日々。
どんな食べ物があるのか、どんな出会いがあるのか、キャッキャ!!
挨拶の勉強までした!!
と。
年末、オーストラリアに出発する前日、マネージャーから一本の電話。
「ブラジルロケのお話、頂いたんだけど。」
!!!!!!!
やったー!!ボサノヴァの国、これまた久し振りだ!!
ん?はて?そのスケジュールって・・・??
・・・。
が、そんな流れでブラジルに明日から行ってきます!!
てね、悩んだんですよ、一瞬ね。
でも相談したお友達が「のりちゃんは絶対にプラハへ行ったとしても、向こうでずっと『仕事断らなきゃ良かったって考えると思う。
その上、来年も誕生日は来るのだから、その時もっと楽しい旅にしたらいいじゃん!』って素敵なアドバイスをくれたんです。
物凄くその通り。
だから、多くのキャンセル料は人生の勉強代としてどこかの誰かに納め(しかしなんであんなに持って行かれるのかなあ、エアフラ、あ、言っちゃった)
、大好きなお仕事をしてきます!!
ねー、人生の流れって面白いねー!!
でもブラジルからはあっという間に帰ってくるので、
しかも誕生日はとにかく飛行機の中というこれまた面白い事になっているので、
帰って来たら、仕事が、誕生日がどうだったかをしっかりとご報告したいと思います!!
少しでもブラジルで今のブラジル音楽が楽しめる時間に出会いますよう・・!!
ボンヂア!!
(ポルトガル語の「おはよう!」もうその気)
バイバイ、そしてありがとう、37歳の私。
ま、誕生日はまだなんだけどね。
紀子
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2011 01 24 [日記・コラム・つぶやき旅行・地域] | 固定リンク