October 24, 2007

仲真史、アナログ盤LP復活気分

最近アナログ盤LPを聴くのが復活しています。

やはり僕も面倒くさく、どっちみち店で聴く事もあり、
家ではCDばかり朝かけていたのですが
意外と馴れるとLPで聴くのはいいです。

高校の入学祝いで買ってもらった当時出始めだったCDプレイヤーを、すでに輸入盤のレコードばかり買っていた僕はその半年後には親に内緒で売ってしまったため、次ぎにCDと出会うのはレーベルを始めたため必要に迫られて買い戻した21の時。
だから自分にとってアナログのLPというのは居心地のいいものには決まっているのですが、とにかく10年振りくらいの復活気分です。

200710180711000

LPで聴いているもの:
EDWIN COLLINSの新譜
JAKOBINARINAのデビュー盤
AR KANEの二枚目
FALLの83年盤
SHOCKING PINKSのデビュー盤
CICONE YOUTH
DAVID SYLVIANの一枚目


と言いつつCDも聴いてしまう。

200710230803000

CDで聴いているもの:
DAVID BOWIEのSCARY MONSTERS
NENAの一枚目
MADONNAの一枚目
PRINCEのAROUND THE WOLD IN A DAY
BLACK LIPS
HONEYDRIPS


HONEYDRIPSはCDしか出てないので仕方なく。BLACK LIPSは恐らくLPでもいいのだけど、I-POD用だけにCDが終わるのが悔しく無理してCDで聴いてる感じ。

ほかはたぶん家で探せばLPも持っていそうなもの。こーいうのはCDでもなんかでもいいかもしれない。
これらは昔レンタルをしてカセットにダビングして聴いていたモノなので、レコード盤で聴くより逆に違和感がないのかもしれない。

しかし、これは聴いたことがないぞと何故か'77年のBRYAN FERRYのアルバムをCDで買ったら、内容の良さ云々より聴いてられなかった。たぶん、'77年の当時僕はこれを聴いてるわけなく、これが'85年のBOYS AND GIRLSだったら、しっくりきたのかも。

懐かしい想い出云々とかではなく、その当時にとってはそれが『今の音楽』だったから、その当時にとって『今のではない音楽』には、今になっても興味が持てないのだろう。

僕は20代中盤から後半の時期は散々昔の音楽を漁ってたんだけど、今思うと一体なんの欲求を満たしていたのか。もちろん新譜も死ぬ程買っていたけど。今は10代の頃のように新譜ばかりを聴いていて、面白いものです。

にしてもひさびさに聴いたNENAはCSSみたい!
僕は初めて観た外人のライヴがNENAだったので、僕が好きなのは変わっていないのだ。と感動しました。


-ESCALATOR RECORDS-仲真史


2007 10 24 [日記・コラム・つぶやき, 音楽] | 固定リンク | トラックバック

October 18, 2007

THESE NEW PURITANS!!

200710180712000

待望のアルバムのプロモをふたつHOSTESSさんからいただきました。

グラスゴーの大注目ガールズ・バンドROYAL WE。
i-RadioでもORANGE JUICEのカヴァーをかけて反響がありました。
グラスゴーの自由で革新的な土地柄の性質を、若い世代に凝縮して受け継がれたような素晴らしいバンド。

そしてその存在だけは知られていながら、盤は超限定でまったく日本に入荷しなかったバンドTHESE NEW PURITANSのDOMINOからのデビューアルバム。
エディ・スリマン最後?のDIORのショーの音楽担当に抜擢されたのも話題になりましたが
まぁそのエディも相変わらずスゴイですが、これがアークティックモンキーズやフランツなどを抱えるDOMINOというレコード会社がサインし、世間へ世界へガツンとイケるのがいまのUKが素晴らしいという証明ではないでしょうか。
しかし音は恐らく3年前の日本じゃ誰も聴けないだろう鳴り。
その姿勢と鳴りがたまらなく好きです。

ちょっと前に
『THESE NEW PURITANSがみんなの中で流行ってるんです』
なんてことを言われたことがありましたが、え~みんな持ってるの!?持ってようが持ってないがTHESE NEW PURITANSがすでに一番流行ってるなんてそれは危険だなあ。よく『それ知っててビートルズ知らないの?ビートルズ知らないのに語っちゃだめだよ』的な腐った大人がよくいう腐った話がありますが、そーいうのではもちろんなく、いやいやいや今もうTHESE NEW PURITANSって言われてもなあー、それはなんとなく言っちゃいけないんじゃないかなー、と。なんだかよくわかりませんが。ダウンロード文化が引き起こした結果なんでしょうか...。やはり、マイスペ内のみで始まりマイスペ内で完結してしまうのは問題です。そういえばロンドンでも問題になってるって聞きました。日本人は順番が違うと。

THESE NEW PURITANSは最高です。
日本に来て欲しいなあ。


-ESCALATOR RECORDS-仲真史


2007 10 18 [日記・コラム・つぶやき, 音楽] | 固定リンク | トラックバック

October 16, 2007

米問題とレコ屋問題の共通点

米のことなら仲へ

と、本当はそうでもないのになんだかド・にわかにも関わらず勘違いされ米相談を持ちかけられるのが困った今日この頃。

片山君から教えてもらった2夜連続放送のNHKスペシャル
『ライスショックあなたの主食は誰が作る』
は義務として観ました。

片山君にはよく僕の『米問題とレコ屋問題の共通点』についての話を聞いてもらうのですが
まさに今回のNHKスペシャルはその問題にぴったりの内容でした。

とにかく問題はいろいろあるのだが(是非再放送を観てください)
僕は別のラインでこの問題を感じるのでした。

水がタダだと思っている我々日本人は米もタダだと思ってないであろうか。

米はタダではない。
実際飲食業で意外と負担となるのは米なのです。
しかしサービスという名で『おかわり自由』とかやっているため(それが悪いとはいいません)
消費者は『米はタダ』という感覚となっているのもやむ得ないかもしれません。

そこで、我々日本の飲食業の輩はなにを考えるか。
『とにかく安く仕入れよう』

はっきり言ってその考えは国の深刻な食糧自給率低下を招く。
今回の市場開放問題も完全にそこにあり。

とにかく僕は全てに於いて日本に蔓延っている『安いが正義』というものが諸悪の根源だと思うのです。

「もうこれは儲けはありません!お客様が喜んでもらえるためにやってるだけですから!」
とTVで叫んでいた渋谷の回転寿しの店は潰れた。

その安さの裏には、必ず泣いている者がいるのだ。

--------

ある娘がありえない安さにつられてネックレスを買った。

そのネックレスは業者が安く買い叩いたから安いのだ。
売った業者は、そのディスカウントショップの大量購入という言葉につられ泣く泣く売ったが利益率はありえないくらい低い。
その分従業員には働いてもらうしかない。
大量の注文のせいで残業の毎日だが、残業代は出せない。
なぜならそのネックレスは安いのだ。
残業代を出せば利益さえなくなるほどに。

--------

今年はボーナスが出るのであろうか。
そんな不安のせいではなく、予定していた旅行は取りやめた。
なぜなら、ネックレスの売れ行きが良かったとあのディスカウント店がさらに大量の注文をしてきたからだ。
第一オレ達はもともとこんなちゃちいネックレスなんて作っていたのか?
オレ達のガラス加工の技術はバカラにも負けない。
酔うと言う、オレたちの口癖だ。
一銭も出ない残業に加え休日出勤を要請してきた社長が言う。
「さらに安くしろ、と言ってきたのさ」
これを売らなければ、仕事は来ない。
社長はそういうが、本当にそうであろうか。
30年これ一筋やってきたオレの自尊心が疑問を投げかける。
残業に休日出勤。
家族と合う暇もない。

--------

逃げた。社長が逃げた。
材料が高騰し、受注されたあのネックレスがもう作れなかったのだ。
あのディスカウントショップの社長がやってきて、延期になったネックレスフェアの多大な損害を支払えと言う。
オレに言われてもなあ。
案外こう言う時に限って人間ってのは冷静なもんだ。
ふと高校に通う一人娘のことが頭によぎる。

エリカは少々ヤンチャだが、愛している。
派手な格好をし今日も夜遅く帰って来たのだが、帰ってくるだけ世間の不良娘とは違う。
でも来月からはお小遣いもあげられない。
私は菓子パンでも構わないのだが、エリカの悲しむ顔だけは見たくない。
でもどーしようもない。
あっ、この残ったネックレスでもあげるか?
いや、やめとこう。
彼女が言うに私のセンスは悪いらしい。

--------

「エリカ!」
また来たユイ。
ユイはいつも私の新作を見つけると、同じ事を言う。
「それーいい~わたしも欲しいー!どこで買ったの!?」
欲しい~どこで?ってそーいうのは企業秘密でしょうーが
「渋谷だったかなー?」
って新宿なのに。
しかも誰もが知ってるあのディスカウントショップ。
意外とそーいうのが穴場だったりして。
にしてもこのネックレス、ちょー安いの。ありないくらい。
しかもちょーカワイイ。ガラスで出来ててすごく綺麗。
来月のお小遣いもらったら、大量買いしちゃうかも。

--------

この父というのは、知っている人は知っているあの『ラフォーレ』の男の8つ歳の離れた兄という設定です。

そんなことはどーでもよく
しかし、というわけです。

結局各々がそれで儲かっていればいい。
従業員も多くのボーナスを貰え、裕福で幸せならば、なんの問題もない。
実際ビジネスに於いてはそれが普通だ。

で、『米問題とレコ屋問題の共通点』

今の日本のレコ屋業界の現状は日本の米農業とまったく一緒なわけです。
もちろん国の圧力など全くないが『安いが正義』から抜け出せないレコ屋問題。
おわかりのように問題は文化を産み出そうとしなければ存在意義のないレコ屋に対し、『安いが正義』からは文化など絶対に産まれないことです。

だって12インチがイギリスとほぼ同じ値段なんて!(もしくはそれより安い)
そこに消費者もバイトくんも疑問をいだかなくとも、負の連鎖は確実にその身へ迫っているのです。
みんなが街でレコードを買えなくなる日がくるのも嘘ではないかもしれません。

以上、たぶん続く。

・ライスショック あなたの主食は誰が作る
http://www.nhk.or.jp/special/onair/071014.html
http://www.nhk.or.jp/special/onair/071015.html


071016_2

*日本酒も米からだ。。と考え中。


-ESCALATOR RECORDS-仲真史


2007 10 16 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック