Transfusão Noise Records
このブラジルのTransfusão Noise Recordsというレーベルからでたコンピ7"がとにかく素晴らしい。
Transfusão Noise Records
どういうラインから派生しているのかわからないけど、たぶんネットからのDIYの正しさを行動に移してるだけな気がする。みんながみんなセレブになりたいのか、日本人はこういうのすぐバカにするけど、なにかが産まれる根源はこういうとこからだと思います。
Transfusão Noise Records no Jornal do SBT
おお、なんかたぶん国のメインぽいニュースにも取りあげられてるぞ。でもこの映像は素晴らしい。適当にエコーかけて適当にエアコンかけて適当に西洋カブレのデモ作って適当にCD-RでMIX CD作ってる日本人はコレ観て反省してほしい。僕もですけど...とにかく、こういうお上からのピックアップが大事だと思います。
思い起こせば、80年代や90年代まではまだ日本でもあった。本当に良かったのか?と思うんですけど、その昔あるテレビ東京の番組で、僕がただレコード屋に行ってレコード買って、初めて会った市川実日子さんがケーキを作ってくれてて、最後にふたりで食べるという、信じられない企画の30分番組があった。あれは今思えばなんだったんだろうか...というくらい(観た人教えてください)。でも、僕云々じゃなくてそういうの観たい気がしませんか?Sixteen Tambourinesの子たちが、レコード屋でレコード大量に買って、で、若者に支持される若いモデルさんと...う〜んいまだと誰だろう?そういう文化あるぽい若いモデル及び女優さんっているのかな?せめて変な洋楽聴いてる。いなそう...どっちにしてもこの前そのVHSが事務所からでてきたけど捨ててしまったので、あれはもうウソだったのかもしれない。時代と時間はこれほどまでに過去と今を引き裂くのか。
あの時は、なにかやればすぐピックアップしてくれた。だから僕も生きてるし、いま存在する40代のなにかしらやってる人たちみんながみんな、あの時代にピックアップされたのだと思う(にしてもカルチャー系の雑誌やネットみても20年前と同じ人たちばかりなのが凄いね)。一切金なんて入らなくても平気だったし。ライヴやって800人観客入れても100万赤字とか。意味わかんない!だって800人マックスの会場なのに。凄い時代。だけど、僕らはやりたいことやらせてもらってるから、そんなもんかと誰もお金なんて気にしなかった。いや気にしてた人たちはいて、上手くやってたのかもしれない。だから僕はとんでもなくバカだったのかもしれないけど、周りのみんながみんな、そんなのクソ!って言ってくれたから。僕はそれに甘えるだけ甘えてその時代を生きたわけだけど、世の中は結局変わってた。そしてみんな変わって、僕も変わった。でも、いまは良いよね。みんな、各々いい感じだと思う。いやいや、なんの話だったのか。いや、でも僕らはなにかをやるためになにかやるしかなかった。だから良かったかもーって話(じゃなかった気がする)。
で、いまのこの東京に必要なのは、このブラジルのこの雰囲気な気がするのでした。
-BIG LOVE -仲真史
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2011 10 07 [音楽日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク